USB電源入力を多重化し電源喪失を判断できるUSB電源モジュールを試作してみた。
電源の多重化は理想ダイオードでOR回路を構成するだけなのだが最初に試した理想ダイオードでは電源がONからOFF(オープン)になったときに自己の逆流電流によりOFFにならなかった。
動作的には問題はないのだけれど電源喪失判定ができなくて悩んでいたところTOREXのXC8111ではOFFとなり電源喪失判定ができることが確認できた。
秋月電子 理想ダイオード機能搭載 ロードスイッチ(半導体スイッチ) XC8111AA01MR-G
全ての電源入力が失われても電気二重層キャパシタによる電源バックアップにより数秒程度はESP32などのマイコンを稼働させることができるため停止する前に電源喪失判定し何らかの処理を行なわせることが可能となる。
元々、USB電源連動タップをESP32で作ろうとして電源断の処理をどうするかで悩んだことがきっかけで考えてみたのだが電源バックアップにより単一電源であっても電源喪失判定及び後処理が可能となるため何かと応用できそうな気がしている。