インターリンク ZOOT NATIVE(固定IP) と UNIVERGE IX2106 を接続する

(100投稿目達成!)

運用しているVPNが不安定で遅くて(1-3Mbps程度)なんとかならんもんかなと以前から悩んでいた。NTT東西間接続だから遅いのか?とか、IPoE接続にすると少しは速くなるのかなとか、このサイトを自宅サーバーで運用してるから固定IPが必要だしなとか、いろいろ考えなきゃいけないことがあってなかなか試す気にもならなかったが、たまたま、インターリンクのZOOT NATIVE(固定IP)を見つけてしまう。

2カ月間無料かつ解約違約金もないしで、これはもう試して見るしかないということで早速申し込もうとしたのだが...まず、申し込みで引っかかった。他社でIPoE契約がされてると申し込みができないらしい。プロバイダーはOCNを使っていたのだがつい最近になってIPoEの無料提供をはじめたようでOCNマイページを確認するとIPoE提供中になっていた。OCNへIPoEのみ解除してほしいことを連絡したところ翌日には解除されたので、再度、ZOOT NATIVE(固定IP)を申し込んだ。

数時間後には接続情報が書かれたメールが届いた。UNIVERGE IXシリーズの設定例を見ようとしたら、な~んと”error”しか表示されない。しかも赤色だったりする。一瞬、何がerrorなのかわからないほどシンプルすぎてインパクトがある(笑)。調べてみたらChromeだけが駄目で、firefox/ieなどは正常に表示されることが分かった。

NEC(UNIVERGE IXシリーズ) ※外部サイト

で、設定例を見ながらIX2106のコンフィグを修正し再起動してみたが...WAN側にまったく繋がらない。orz

その日1日中あーでもないこーでもないとあがいてみたが結局どうにもならなかった。フレッツ光のV6オプションが必要と記載されていたので、もしかしたらOCNがIPoEを解除したときにV6オプションも一緒に解約しちゃったのかな?とか、いろんなことを妄想してしまったが調べてみるとV6オプションは提供中になっている。ということは、やはりコンフィグの問題だということで再度見直してみると...

あれ?なんで?WANポートをshutdownしてんの?

元々のコンフィグは、簡単設定で作られたもので、それにIPoEの設定を追加すれば良いと考えていたので元の設定に問題はないと思い込んでいたのが敗因であった。

それを上のように”shutdown” を “no shutdown”に変更し試して見ると...やっぱり繋がらない。orz

show tunnel status コマンドで調べてみると、一応、ipipトンネルは繋がってるっぽくて送信はしているが受信ができていない。これには手こずった。この日も結局解決できず。ネットワーク関連は専門用語だらけで複雑かつ難解すぎる。

次の日、設定例を手当たり次第に試してみるがやっぱり駄目。なんとなく”任意コマンドの実行”でコンフィグの一部だけ変更しようとしたら次の設定が不正だと怒られてしまう。あれ?なんで?設定例どうりだし正しいはずなんだけど...

コマンドリファレンスの例は、”ipv6 interface-identifier 00:02:00:00:00:00:00:01″ となっていたので試しに次のように変更してみた。

すると見事に繋がってしまった。(/・ω・)/

もう一度設定例を見直してみると入力例として記載されていた。(-_-;)
完全な見落としであるが、省略形式で記載されていたインターリンクからの接続情報をそのまま設定したのが敗因。

心配していたVPN(Dynamic VPN)については特に問題ないようだ。
設定例のIPoEトンネル名と簡単設定のVPNトンネル名が”Tunnel0.0″で同じだったのでマニュアルで命名規則を調べてみた。トンネル名の最後が”.0″になってるのが基本インターフェースと記載されていたので次のように全てのIPoEトンネル名を”Tunnel1.0″に変更し問題なく動作している。

transix?、DS-Lite?みたいな状況のなかIX2106については特に情報が少なくて心配だったけどなんとか自力解決できた。

速度はOCNのPPPoEがせいぜい100Mbps程度だったのでかなり改善できたしレイテンシが短かくなったのと合わせてWebの体感速度は今までとは比べようもないほどだ。気になっていたVPN速度もかなり改善できたがVPNのもう片側もZOOT NATIVEにするとさらに改善できるだろう。

【IX2106のトップページ】

【インターネットスピードテスト】