TP-LinkのHUBを経由するとパケットロスが発生する。

最近購入したTP-LinkのHUBとOrange-Pi-Zero(armbian-focal)の組み合わせでのみ数秒間隔でパケットロスが発生してしまう。

他のメーカーのHUBやarmbian-busterやraspberry-piとの組み合わせでは現象は発生しないのでfocalが対応していないパケットをHUBが送信してるのかなとは思っていたがヘンな噂が囁かれているメーカーでもあるのでなんとなく気になって調べてみた。

tcpdumpをインストールし次のように実行してみたところ、RRCP-0x25というパケットが定期的にHUBから送信されていることがわかった。どうやらこれが原因っぽい。

tcpdump -ni eth0 | grep HUB-MAC-ADDRESS

で、ググってみたところ次の記事が参考になった。どうやらloop検出のための送信らしい。

How to keep a TL-SG108E v5 from sending a RRCP-0x25 query every second?

loop検出は出荷時設定でenableなのでdisableに変更してみたところパケットロスは発生しなくなった。余計な心配をしてしまったが原因がわかって一安心。

でも、去年買ったばかりなのに一年も持たずに壊れるなんて品質悪すぎだ。この会社の製品はもう買わないことにしよう。

TP-Link 16ポート ギガビット イージー スマート スイッチ TL-SG1016DE

TP-Link TL-SG116E管理機能付き スイッチングハブ  ウォールマウント デスクトップ ギガビット アンマネージ プロ

【追記1】
解決したはずなのにまだパケットロスが発生している。一分に2回ほどの頻度で調べてみるとTIPCプロトコルだった。tcpdumpのパケットダンプに宅内に設置してあるTP-LinkのDeco-X60のMACアドレスが含まれていたのでDeco-X60が送信してるっぽい。怪しいプロトコルというわけではなさそうだが原因はまたしてもTP-Linkだ。ブリッジモードなら怪しいパケットは発見できるがルーターモードではWAN側へどんなパケット飛ばしてても内側からは見えない。そう思うとなんだか心配になってくる。インターネット網に直接繋がる通信機器だけは信頼できるメーカーの製品を選ぶべき。かな。

【追記2】
全て解決したと思ったのにまた頻繁にパケットロスが発生するようになっていた。原因はDeco-X60がIEEE1905.1というプロトコルを利用しているためだった。これも怪しいプロトコルというわけではなさそうだがネットワークの接続状態によりプロトコルを使い分けてるというかどんだけ引き出し持ってるんだって感じがする。なんとなく全てのTP-Link機器を排除しない限り安心して眠れることはなさそうな気がしてきた...Decoは便利なんだけど使うのやめようかな...

【追記3】
チェック・ポイント・リサーチ、TP-Linkルーターに埋め込まれた悪意あるファームウェアの存在と、中国のAPTグループとの関連を報告