今年何回か使って見たPIC16F1454の開発はブレッドボードで行っていたが書き込みのために抜き差しするのがとても面倒に感じていたのと、書き込み時に使用していたaitendoで購入した最小構成ボードなるものがPICKITのケースと物理的に干渉し使いずらかったので自分で作ってみた。これにより、PICKIT3/4を接続したまま書き込み&デバッグが行えるようになるのでとても便利。ついでに以前より使ってみたいと思っていたAVRの最新版であるtinyAVR1シリーズも使えるようにしてみた。
基板は、Seed Fusionの送料込みの7.9ドル基板製造サービスを使ってみたが今までに比べると破格の安さ。難点は配送が遅すぎること。急ぎの場合には適さないが時間よりも費用を抑えたい試作目的には適しているかと。今後は配送の遅さを解消するためにOCS配送の9.9ドル基板製造サービスに変更となるようだ。200円程度の追加で配送時間が半分以下になるのならうれしい限りだ。
ちなみに今回の基板はフットプリントをミスってしまった。データシートと実際の部品が全く違っていてICソケットのピン位置が全く合わないのだ。こういうことはたまにあるので現物合わせで設計するのが安全かも。ではなくて正しいデータシートに直してほしいかも...(-_-;)
それはともかく、いつも一発で成功した試しがないことは確かではあるが、年末最後の基板が大失敗だなんて一瞬心が折れそうになってしまった。が、このままでは正月が迎えられないとばかりにドリルで基板に穴をあけメッキ線で配線し直し接着剤で固定するという荒業をやってしまう。(笑)
最大20ピンまで対応し電源はMicro-USBから供給。PIC16F145Xの場合はJ2/J5ジャンパを全て短絡することでUSBが使える。tinyAVR1の場合はJ2/J5ジャンパーを全て解放することで利用可能。さらにJ9ジャンパを解放するとVDDとGNDを除く全てのピンが解放できる。おまけとしてプルアップ抵抗付きのタクトスイッチとLEDを付けてみた。
SOICタイプのtinyAVR1は、画像のようにソケットアダプタ経由で利用可能。
[購入したSOICソケットアダプタ]
Sop14 SOIC14SO14 dip14プログラミングソケットピッチ1.27ミリメートルicボディ幅3.9ミリメートルミルテストソケットアダプタプログラマ