ESP32-C3-WROOM02 でスマート・カーテン (2nd Generation)

最初に作ったスマートカーテンはモーターのブラシやギアの摩耗が原因なのかトルク低下に加え駆動電流も徐々に増加しパラメタの再調整が必要な状況になってきた。

TOSO クリエティドラム ツインワンチェーン
ESP8266(WROOM02)でスマート・カーテン
ESP8266(WROOM02)でスマート・カーテン (その2)

ブラシ・モーターではやはり耐久性に難がありそうなので新たにブラシレス・モーターを探していたところ同程度のトルクがあり半分以下の駆動電流で動作するブラシレス・モーターをAliexpressで見つけた。ちなみに見た目が同じでもモータースペックの違う製品があるようなので注意しよう。

ブラシレスモーター,37mm,JGB37-BLDC3525 12V 107RPM

ヘリカルギヤのおかげなのか静かとはいえないものの動作音はなんとか耐えられそうなレベル。しかもモーター・ドライバーが必要なくロジック・レベル(5V)のみで制御できたりして使いやすいモーターだ。

早速、カーテンレールに取り付けられるように3Dプリンターでモーターケースを作ったりコネクタを取り付けたりして、

分離した制御部とモーター部を写真のようにセットアップしてみたがなんとなくこなれた感がしていいかも。

基板はいつものようにミスってしまい4度目の発注でようやく完成。写真はシルクやフットプリントがミスってる基板。(-_-;)

【回路図】
以前の回路で不安定さがあった電源と外部SW回路を改良。今回は回路を簡単にするためにモーターをPWM制御していないがPWM制御するためには5V電源回路を追加したうえでモーター側のバス・バッファ出力(1Y/2Y)をプルアップするかプッシュプル出力に変更する必要がある。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

【修正履歴】
2023-09-19
WiFi処理とモーター制御が重なるとカーテンを壊してしまう可能性があったためモーター制御を優先するように改良。

【ファームウェア】
以前のESP8266用のプログラムをESP32-C3に移植。いくつかの非互換性のための修正とモーター制御とADC処理を書き換えた程度で動作はしたもののSoftwareSerialが動作しなかったりモーター制御とWiFi接続処理が重なるとWiFi処理タスクのオーバーヘッドのためにモーターの時間制御がうまくできなくなるなどの問題が発生し追加作業を強いられてしまった。ESP32シリーズのほうがスペック上は優れているのだが実際に使ってみるとESP8266より劣っているように感じてしまうのはなぜなんだろう...