NXP JN516X (TWELITE) をプログラミングする（Main Routine)

メイン・ルーチンと言うとmain()が普通だがJN516Xは違っている。通常起動なのかウェイクアップ起動なのかを判別するためらしい。

【基本のメイン・ルーチン】

#include <jendefs.h>
#include <AppHardwareApi.h>

#ifdef __cplusplus
#undef  PUBLIC
#define PUBLIC extern "C"
#endif

/* 普通に起動したときのメイン・ルーチン */
PUBLIC void AppColdStart(void)
{
  /* SDK-APIの初期化 */
  u32AHI_Init();
  /* メイン・ループ */
  while (1)
  {
    /* 処理コード */
  }
}

/* ウェイクアップ・イベントで起動したときのメイン・ルーチン */
PUBLIC void AppWarmStart(void)
{
　/* u32AHI_Init()の前に行う処理を記述する */

  /* コールドスタートを呼び出す */
  AppColdStart();
}

#include <jendefs.h>

#include <AppHardwareApi.h>

#ifdef __cplusplus

#undef PUBLIC

#define PUBLIC extern "C"

#endif

/* 普通に起動したときのメイン・ルーチン */

PUBLIC void AppColdStart(void)

{

/* SDK-APIの初期化 */

u32AHI_Init();

/* メイン・ループ */

while (1)

{

/* 処理コード */

}

/* ウェイクアップ・イベントで起動したときのメイン・ルーチン */

PUBLIC void AppWarmStart(void)

{

　/* u32AHI_Init()の前に行う処理を記述する */

/* コールドスタートを呼び出す */

AppColdStart();

}

jendefs.hはSDKの基本的な型などの定義。AppHardwareApi.hはハードウェアの基本的なAPIが定義されている。何をするにも最低この二つは必要なので何も考えずにインクルードしよう。

これでメイン・ルーチン編は完了！って、これだけだとすこし寂しすぎるので定番のＬチカまでいきましょうか。

【Ｌチカ】

LED＋抵抗を接続したピンをvAHI_DioSetDirection()で出力モードに設定しvAHI_DioSetOutput()でON/OFFするだけ。簡単！

#include <jendefs.h>
#include <AppHardwareApi.h>

#ifdef __cplusplus
#undef  PUBLIC
#define PUBLIC extern "C"
#endif

#define LED 18

/* 普通に起動したときのメイン・ルーチン */
PUBLIC void AppColdStart(void)
{
  uint32 i;
  /* SDK-APIの初期化 */
  u32AHI_Init();
  /* LEDピンの出力に設定にする */
  vAHI_DioSetDirection(0, 1 << LED);
  /* メイン・ループ */
  while (1)
  {
    /* LEDピンをHIGHにする */
    vAHI_DioSetOutput(1 << LED, 0);
    /* 暇つぶし */
    for (i = 0; i < 0xFFFFFFFFUL; ++i)
      continue;
    /* LEDピンをLOWにする */
    vAHI_DioSetOutput(0, 1 << LED);
    /* 暇つぶし */
    for (i = 0; i < 0xFFFFFFFFUL; ++i)
      continue;
  }
}

/* ウェイクアップ・イベントで起動したときのメイン・ルーチン */
PUBLIC void AppWarmStart(void)
{
　/* u32AHI_Init()の前に行う処理を記述する */

  /* コールドスタートを呼び出す */
  AppColdStart();
}

#include <jendefs.h>

#include <AppHardwareApi.h>

#ifdef __cplusplus

#undef PUBLIC

#define PUBLIC extern "C"

#endif

#define LED 18

/* 普通に起動したときのメイン・ルーチン */

PUBLIC void AppColdStart(void)

{

uint32 i;

/* SDK-APIの初期化 */

u32AHI_Init();

/* LEDピンの出力に設定にする */

vAHI_DioSetDirection(0, 1 << LED);

/* メイン・ループ */

while (1)

{

/* LEDピンをHIGHにする */

vAHI_DioSetOutput(1 << LED, 0);

/* 暇つぶし */

for (i = 0; i < 0xFFFFFFFFUL; ++i)

continue;

/* LEDピンをLOWにする */

vAHI_DioSetOutput(0, 1 << LED);

/* 暇つぶし */

for (i = 0; i < 0xFFFFFFFFUL; ++i)

continue;

}

/* ウェイクアップ・イベントで起動したときのメイン・ルーチン */

PUBLIC void AppWarmStart(void)

{

　/* u32AHI_Init()の前に行う処理を記述する */

/* コールドスタートを呼び出す */

AppColdStart();

}

これでＬチカの完成！。でも目ではチカチカしてるのがわからなかったのでオシロで確認してみると．．．

見事にＬチカしてるけど、暇つぶしに42億回ほどループっても1.5usしか時間がかからないのか．．．ていうか、またつまらない物を撮ってしまった気がする。(笑)

でも、なんか不自然な気が．．．16MHzクロックにしては妙に速すぎる．．．どうやらコンパイラの最適化により暇つぶしループが除去されてしまうようだ。ループ回数に関係なく同じ結果になってしまう。この件はまたあとで．．．

次回は、Ｌチカにも必要な時間計測の予定。

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