NXP JN516X (TWELITE) をプログラミングする（Eclipse-CDT+MWSTAGE)

訪れるたびに必ず迷子になるというNXP社の迷宮のようなサイト(笑)から必要なツールをDLできない人がいるようなので、DLしやすいEclipse-CDTとモノワイヤレス社の最新のMWSTAGEを組み合わせた開発環境を作ってみた。これなら誰も困らないだろう。

Eclipse CDT (C/C++ Development Tooling)
TWELITE® STAGE 評価開発環境

Eclipse-CDTとMWSTAGEをインストール後に下記開発用プロジェクトをインポートし原本とする。プロジェクトを新規に作るときは開発用プロジェクトをコピー＆ペーストして作成すればＯＫだ。ちなみに含まれているライブラリ・ソースは前投稿で紹介したものと同じもの。

【注意事項】

■MWSTAGEはC:\に配置されていると仮定している。違う場所にするにはプロジェクト・プロパティの下記項目を適切に変更すること。

・C/C++ビルド->環境->SDK_BASE_DIR
・C/C++ビルド->設定->Cross Settings->パス
・C/C++一般->Linuxツール・パス　　※またはPATH環境変数で検索するようにしても良い。

■デバイス書き込みは、MWSTAGE\Tools\TWE-Programmer\TWE-Programmer.exeを起動し、プロジェクトのDebug or Releaseフォルダの.binファイルをマウスでドラッグ＆ドロップすれば書き込める。

■MWSTAGEに含まれるNXP社のSDKのみを利用している。ターミナル機能が便利なProgrammerを提供しているモノワイヤレス社に感謝！少しケバッぽいのが気になるが。(-_-;)

【修正履歴】
2022-05-17
OTA対応により無線でファームウェア更新が可能に。OTA更新処理中にリセットがかかるがその直前でWPanOTAStartCallbackが定義されていれば呼び出される。アプリは新設したreTransmit()を利用するだけで再送処理が行えるようになった。

2022-05-04
divu64u64()がまだバグッてたので再修正。

2022-05-03
TickTimerクラスとdivu64u64()の致命的なバグ修正。その他いろいろ修正したり改良してみた。

2022-04-27
インクルードの循環参照による不具合を避けるためコードを.cppに移動。プロジェクト・プロパティの設定ミスの修正。muldivとtaskライブラリの追加。バックグランド処理のマルチタスク対応など大幅改修。
それとJN5164では_stack,endシンボルが未定義というリンクエラーが出ることがある。JN5164用のSDKのリンカーファイルに不備があるためで開発用プロジェクトに含まれているAppBuildEnd.ldを使用することで解決できる。readm.txtを見てSDKのファイルを更新してほしい。

【JN5164用の開発用プロジェクト一式】
JN5164-MWSDK-eclipse.zip

【JN5169用の開発用プロジェクト一式】
JN5169-MWSDK-eclipse.zip

【MONOSTICK-RED(JN5169)】
とりあえず通信とＬチカはＯＫ！

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